滋賀県東近江市での令和6年度DX人材育成支援

2024.12.29

今年は自治体DX支援において多くのご縁をいただきました。

その中から1年間通してご支援している滋賀県東近江市でのDX人材育成をご紹介します。

このプロジェクトでは職員の皆さんとたくさんのチャレンジを進めています。


ここまでで参加頂いたのは、福祉・健康・こどもの分野を担当する職員の皆さん。

妊婦さんや保育園・幼稚園くらいのお子さんを育てるママパパを日々サポートしている方々です。


私のミッションは「研修を研修で終わらせない」こと。


必ず現場のアクションにつながる思考法と体験を提供しています。

そのため、教科書的な内容ではなく、ワークショップでは具体的な業務課題を取り上げ、ワークの結果をそのまま業務に活かせる研修設計を行っています。

今回は、来年度導入予定の「電子母子手帳」や「保育システム」を使って

「どのように自分たちの業務を改善するのか」そして

「どのように市民に提供するサービスをより良くするのか」を体系的に学びつつ、実践ワークを行なってもらいました。


ワーク結果を現場でそのまま活用できるので、ある意味、研修ではなく必要な実務を行なってもらっています。

研修は毎回Miro(オンラインホワイトボード)とZoomで行い、個人課題もMiro上で行うので、簡単に振り返ることができるし、終わってからも実務に必要な情報をいつでも取り出すことができます。

今までの紙を使ったワークショップではこれができなかったので、かなり現場の皆さんに喜ばれました。


普段デスクワークが少ない職種の方も問題なくワークできるので、私の研修スタイルは参加者のITリテラシーに関わらずこのスタイルで運用しています。


DXは「自分たちの業務改善」と「受け取る側のサービスデザイン」の2方向から考えることが重要です。

この考え方についても今年はたくさん発信していきます。

村上通子

株式会社toya代表取締役。DX人材育成講師。デジタルサービスの支援プロジェクト数は100以上に及び、業界問わず本当に必要な課題解決ができる人材育成を推進中。2019年グッドデザイン賞受賞。